大自然の恵みがいっぱい!それがはちみつです。

同じ種類のはちみつができるのは
ミツバチは良い花畑を見つけると、仲間と知らせ合い、みんなで同じ花畑で働くようになります。それでトチやアカシヤなどの同じ種類の蜜ができるのです。
ミツバチ自身は甘い蜜なら何でも大好きですから巣箱を同じところに置いておくと季節が変わっていろいろな花の蜜が集められます。これを百花蜜と称します。ミツバチは家畜ですから飼い主の養蜂家(ようほうか)が群生している蜜源植物が咲く時期ににミツバチをつれていき、同じ花の蜜を集めさせています。

アカシヤは色も味も淡泊で日本人好みの蜜です。他にも色の濃いもの、味の強いものもあり、それらもすべて本当のはちみつです。
花の蜜はそのままでは糖度が低く甘さもほとんど無いのですが、ミツバチはたくさんの蜜を集めるだけでなく2倍~6倍程度に濃縮します。

そのうえ砂糖と同じ成分の花蜜に自分の頭部にある分泌腺から特別な酵素を加え、ぶどう糖と果糖という2種類の糖に分解しています。すると甘味が増し、固まりにくくなり水分が2割位の天然には珍しい食品になります。ギリギリの濃度に高められているので、保存中に結晶することもありますが、それも自然の性質です。 この性質は私たちが食べた時の吸収を容易にして、すぐにエネルギーを補う食品として最適です。 また高濃度の糖や低いPHという性質から長期の保存にも強く吸湿性や保湿性も高く保たれます。

はちみつミニ知識

◆結晶ができたら、温めると溶けます。 

電子レンジで弱く処理するのが手軽な方法です。天然のはちみつは酵素が生きていますから高温にするのは避けて下さい。(多少色が変わることがありますが、糖などの性質は変わりません) 結晶ができた場合、いちばんお勧めなのは60℃以下のお湯で湯煎していただくことです。 容器のふたを取り、徐々に加温しよくかき混ぜて溶かしていきます。

◆はちみつの成分 

ハチミツの主成分は、水分が20%前後、糖類(ブドウ糖、果糖、蔗糖など)が75~80%前後、残りは各種ミネラル・各種ビタミン類・各種アミノ酸・花粉粒・ロウ質など、様々な物質が含まれています。 

◆はちみつは万能の良薬であり、殺菌効果があります。 

はちみつは豊富な栄養を含み、強い殺菌力を持っている為、擦り傷や火傷、口内炎、湿疹、喉の炎症、便秘や下痢の防止・解消等さまざまな治療に使用されてきました。今でも世界各地で民間療法のひとつとして続けられています。 治療以外でも数多くの栄養素が含まれているはちみつは、日常的に摂取することで健康を維持する助けになると思います。 

はちみつの栄養素 

はちみつは、ビタミンB1、B2、葉酸などのビタミン類、カルシウム、鉄をはじめ、27種類のミネラル、22種類のアミノ酸、80種類の酵素、ポリフェノールや若返り効果があるといわれているパロチンなど、150を超える成分が含まれた栄養豊かな食品です。 はちみつの主成分は、ブドウ糖、果糖、水分です。ブドウ糖は、体への吸収が早く疲労回復にも役立ちます。 

※1歳未満の乳児には蜂蜜を食べさせないでください。

一般的には蜂蜜は、ボツリヌス菌の芽胞が混入している危険があるといわれ、 厚労省では1歳未満の乳児にハチミツを食べさせないようにと指導しています。 ボツリヌス菌の芽胞は土壌や空気中などに広く分布しており、酸性に保たれている大人の消化器官の中では発芽しませんが、 消化器官の発育や抵抗力が弱い新生児では発芽し、乳児ボツリヌス症を発症させることがあります。